擦り傷などの消毒に使われる、殺菌消毒薬のヨードチンキですが
「最近見かけないな~」という印象を持たれる方も多いのではないでしょうか?
昭和時代に活躍してきた消毒薬のヨードチンキですが、様々な製薬会社から、販売中止の発表が相次ぎました。
そんなヨードチンキの販売中止の理由や現在の販売場所、ヨードチンキに関する疑問等について調査します!
\ ヨードチンキ販売中止? /
ヨードチンキは日本で販売中止!理由を詳しく解説
製薬会社である日医工株式会社は、2023年7月にヨードチンキ「日医工」の販売中止を発表をしました。
さて、この度、品質管理体制と製造ラインの適正化の観点から、継続して製造販売することが困難であると判断
引用元:日医工株式会社
したため、弊社販売の『ヨードチンキ「日医工」』につきまして、在庫消尽をもって、販売を中止させていただくことと
なりましたので、謹んでご案内申し上げます。
また、その他のヨードチンキを製造・販売する製薬会社でも製造中止の発表を見かける状況となっていますが
消毒薬として活躍してきたヨードチンキは、なぜ販売中止となっているのでしょうか?
ヨードチンキを販売中止とする製薬会社が多い背景には、下記のことが考えられます。
- ニーズが少なくなり、出荷本数が減少傾向となっている事
- 消毒液「マキロン」や「イソジン(ポピドンヨード)」など改良商品が普及している事
しかし、ヨードチンキは完全に販売中止となってしまった訳ではないので購入することも可能です。
ヨードチンキが現在も買える場所は?
「販売中止になっていても、ヨードチンキを購入したい!」
こんな方のために、現在もヨードチンキを購入できる場所について、調査しました。
ドラッグストア
ドラッグストアでは、ヨードチンキの購入が可能です。
ただ、店舗によって品揃えが異なる為、販売していない店舗がある可能性もあるので
実店舗での購入の際には、事前に取り扱い有無を調べておくことをおすすめします。
amazon
amazonでは、ヨードチンキの販売があります。
楽天
楽天では、ヨードチンキの販売があります。
Yahooショッピング
Yahoo!ショッピングでは、ヨードチンキの販売があります。
ヨードチンキと赤チンの違いは?
赤チンの正式名称はマーキュロクロム液という消毒液です。
暗赤褐色の液体であることから、“赤いヨードチンキ”を略して「赤チン」と呼ばれました。
ヨードチンキは、ヨウ素(ヨード)とアルコールを含んだ消毒薬であるのに対し、赤チンは有機水銀化合物を含むメルブロミンの水溶液なので、実は全く有効成分の違う消毒薬なんです。
赤チンは、アルコールを使用していない為「しみない消毒薬」として、家庭や学校で重宝されていました。
有機水銀化合物を含む赤チンですが、濃度が低いことから外用薬として使用するには問題ないとされ製造・販売が続いていましたが、しばらくした後に製造過程で水銀が発生することが発覚。
重ねて、水銀化合物を含む工場排水により発生した水俣病の影響で、赤チンは完全に製造中止となりました。
市販の消毒薬はどんなものがある?
マキロンS
常備薬としてお家にひとつあると安心ですよね。
イソジン キズ薬
イソジンではうがい薬もキズ薬同様に多く親しまれています。
ヨードチンキ 人気はどれ?
希ヨードチンキ
一般的な消毒に用いられる2倍に希釈したヨードチンキで、創傷面の殺菌・消毒に使用できます。
「家の近くに売っていない」「お得に買いたい」という方は、Amazonや楽天などをチェックしてみてくださいね。
ヨードチンキが販売中止の理由を調べている人がよく思う質問
ヨードチンキに関するよくある質問をまとめてみました。
ヨードチンキの原料は何ですか?
ヨードチンキの有効成分は、ヨウ素(ヨード)です。
ヨードチンキとイソジンの違いは何ですか?
イソジン(ポピドンヨード)はヨードチンキと比べて、皮膚刺激作用が弱いです。
傷の手当はもちろん、粘膜にも使用出来ることからうがい薬にも使用されています。
ヨードとヨウ素は同じですか?
ヨウ素をヨードとも呼び、同じものです。
ヨウ素(ヨード)は主に昆布やワカメなどに含まれているミネラルの一種です。
まとめ
ヨードチンキが販売中止となっている理由として、消毒液「マキロン」や「イソジン(ポピドンヨード)」が普及して、ヨードチンキのニーズが下がっていることが背景にあると考えられます。
また、赤チンについては水銀などの問題で現在では製造が完全に中止となっています。
様々な製薬会社が販売中止としているヨードチンキですが、楽天やamazonなどでは、購入が可能です。
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